Architecture-consultant

建築の相談何でも受け付けます。設計士として12年業務をしています。設計コンサルタントを始めました。

建築内装の考え方 床材編2

本日は床材についてです。


床材はコストもそうですが、質感なども重要になってきます。


なんとなく無垢材っていいなぁとかあると思いますが、それぞれのメリット・デメリットを考えて採用しないと後々後悔する事となります。

 


本日は床の種類によるメリット・デメリットについてお話したいと思います。

 


無垢板

 


メリット


・見た目に深みがある。質感が良い。使い込むほどに味わいが増す。
・手触り・足ざわりが良い。あたたかく・やわらかく感じる(樹種による)。
・高級感・本物感がある。厚みがあるため、サンドペーパーで削って再生できる。

 

デメリット


・価格が高い。床暖房に適さない(樹種や幅による)。
・木の特性がそのまま出やすい(反り、割れ、痩せ)。
・キズが付きやすい(樹種による)。日焼けする。
・天然木であるため、キャラクターのバラつきがある。

・シミになりやすい。施工性が悪い。


挽板


メリット


・主なメリットは無垢板と同じ。
・床暖房対応の商品が多い。幅広のデザインが可能。施工性が良い。
・寸法安定性が高い。
・無垢板に比べて価格が安い。


デメリット
・キズが付きやすい(樹種による)。日焼けする。
・キャラクターのバラつきがある。シミになりやすい。

 


突板


メリット


・安定供給されている。寸法安定性が高い。表面の品質にバラつきが少ない。
・施工性が良い。木材資源を有効活用できる。
・お手入れに気を遣わなくてよい。床暖房に対応。

 


デメリット


・キズが付くと下地が見える。経年劣化する。
・無垢板や挽板と比べて硬く感じる。

 

シート貼り床板

メリット

・希少価値が高く、入手困難な樹種の木目を再現できる。
・デザイン性が高く、臨機応変なデザイン対応が可能。
・大きな板取りのデザインも可能。床暖房に対応。
・色あせしにくく、新築時の美しさを長く保てる。


デメリット
・キズが付くと補修がしにくい。足ざわりが冷たい。

 

 


簡単にあげるとこんな感じでしょうか。


ちなみに我が家は突板にしました。小さい子供がいるので
木材の感触を保ちながら無垢板・挽板に比べて傷に強いとの理由です。
また、コストパフォーマンスも重要視しました。