Architecture-consultant

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建築内装の考え方 床材編3

本日は床板に使われる木の種類についてです。


床材の種類が決まったら次は木の種類を決めたいと思います。


大きく分けると10種類ほどあります。


シカモア

❖日本名:西洋カエデ
❖産地:ヨーロッパ中部、西アジア
色目は白く繊細な光沢があり、優雅な印象。カーリー杢と呼ばれる、流れるような縞模様が特徴。
高価なバイオリンの背にも使われる。


ハードメイプル

❖日本名:カエデ
❖産地:北アメリカ北東部
色が淡く、肌目が緻密でシルキーな光沢をもつ。硬質で傷がつきにくく、バットなどにも使われる。
弾力性もあり、足触りが良い。


ビーチ

❖日本名:ブナに相当
❖産地:日本、ヨーロッパ、北アメリ
散孔材の特徴として木目に個性はないが、その分すっきりとした表情が楽しめる。
木目が主張しないため、デザイン家具にも多く使われる。


バー

❖日本名:カバに相当
❖産地:ヨーロッパ一帯
木の中心になるほど淡赤色になる。木目が明瞭で美しく、艶やかな照りがある。
加工もしやすく、神社の床板にも使われてきた。


アッシュ

❖日本名:トネリコまたはタモに相当
❖産地:カナダ、アメリカ北部・東部、 西アジア
木目は伸びやかで、色はやや白っぽいが、経年により深みを増す。
非常に耐久性が高く、家具などにもよく使用される。


オーク

❖日本名:ナラに相当
❖産地:北アメリカ南東部、ヨーロッパ
非常に硬い。木取りで木目の表情が極端に異なり、柾目はやさしく、板目は力強い。
ホワイトオークはウイスキーの樽材にも使われる。


孟宗竹

❖日本名:孟宗竹
❖産地:アジア温帯、熱帯地域
日本のタケ類の中で最も大きく生長。フローリングにすると竹の積層が独特なイメージを醸し出すうえ
和洋どちらの空間にも調和するため注目されている。


ブラックチェリー

❖日本名:サクラに相当
❖産地:アメリカ東部全域
木肌はきめ細やかでなめらか。経年変化で色濃くなる傾向にあり、深みが増す。
美しいアメ色を持続するため、突板家具によく使われる。


チーク

❖日本名:チーク
❖産地:ミャンマー・タイ・インドネシアなど東南アジア
木目は大らかで表情豊か。油分を多く含み、しっとりとした光沢をもつ。
経年により風格が増す。硬くて水などにも強く、狂いも少ない。


ブラックウォルナット

❖日本名:クルミ
❖産地:北アメリカ南東部
黒褐色で木目は穏やかな印象。狂いが少なく足触りも良い。加工しやすく、家具にもよく使われる。
日焼けにより色が薄くなる。

 

 

我が家はブラックウォルナットにしました。

濃いこげ茶で高級感があります。