Architecture-consultant

建築の相談何でも受け付けます。設計士として12年業務をしています。設計コンサルタントを始めました。

建築内装の考え方 その他床材

本日はその他の床材についてです。


それぞれの床材の特徴と使う場所について説明したいと思います。

タイル

玄関、リビング・ダイニング、洗面室など、さまざまな空間のインテリア性を高めます。


メリット

・耐水・耐火・耐候・耐久性にすぐれています。
水まわりに強く、汚れもつきにくくなります。
・夏はひんやりとした心地よさが楽しめます。

デメリット

・冷えやすく足腰に負担がかかるので、冬は床暖房が必要となります。

クッションフロア

水まわりに使いやすく、色柄も清潔感のあるものが豊富。抗菌・防カビ加工を施しています。

メリット

・水に濡れても強く、お手入れが簡単です。
・クッション性があるため、物を落としても階下に響きにくくなります。
・色柄が豊富です。

デメリット

・経年劣化するため、張り替えが必要となります。


硬質塩ビタイル


塩化ビニール系素材でできたタイル状の床材です。表面は硬くて丈夫、デザイン性に優れています。
木目調や石目調など、リアルな質感が特徴です。

メリット

・耐久性があり、お手入れが簡単。
・クッションフロアと比較して高級感がある。


デメリット

・冷たくて、硬い。
・光沢感があるものはキズが目立ちやすい。

 

カーペット

 

柔らかくて足に心地よく、防音や保温といった機能性もそなえています。
多彩なバリエーションも魅力です。


メリット

・子どもが走り回ったり、物を落としたりしても階下に響きにくくなります。
・繊維の間に空気を多く含むので、断熱性・保温性があり暖か。
・滑りにくく、歩くときや転んだときの衝撃も緩和されます。

デメリット

・食べこぼしなど、汚れた時の掃除が大変。
・素材にもよりますが、夏は暑く感じます。

 

ファブリックフロア


ペットの足腰に負担をかけないよう、適度なクッション性と凹凸感をそなえた平織りタイプです。


メリット
・滑りにくく、ペットをケガから守ります。
・抜け毛が舞いにくい素材です。
・汚れた部分だけ取り替えられます。
・消臭加工でニオイを軽減します。
・ペットの足音が響きにくく、防汚加工でいつも清潔です。

デメリット
・経年とともに、継ぎ目の汚れが目立ってきます。


一般的に使われる床材はこんなところです。
大体、玄関がタイル、水回りがクッションフロアを使うのが一般的でしょう
我が家もそうしています