Architecture-consultant

建築の相談何でも受け付けます。設計士として12年業務をしています。設計コンサルタントを始めました。

建築内装の考え方 建具について

本日は建具についてお話したいと思います。

建具で開き扉と引き戸などどういうメリットがあるかわからないと思います。
本日は扉によるメリット・デメリットについて紹介したいと思います。


開き戸タイプ〈片開きドア〉


メリット

・他の建具に比べ、防音性・気密性に優れています
・引き戸と比べ、床レールの溝がないので掃除がラク


デメリット

・開閉スペースが必要になります
・車イスの場合は開閉しにくくなります
・高齢者や身体の不自由な方には使いづらいこともあります


引き戸タイプ〈片引戸〉


メリット

・開閉スペースが必要ありません
・開けっ放しにすることが多い場所や、高齢者・身体の不自由な方におすすめです


デメリット

・気密性が低いため、すきま風が入りやすく、音も漏れやすくなります
・床レールにゴミが溜まりやすくなります
・子どもが指を挟むおそれがあります


引込戸タイプ〈引込戸〉


メリット

・開閉スペースが必要ありません。
・引き込むと壁の中にドア全体が収まり、ドア枠も見えないため美しく、
引き込み部分の壁面にも家具を配置できます

 

デメリット

・気密性が低いため、すきま風が入りやすく、音も漏れやすくなります。
・引き込み部分に物やゴミが入り込んだ場合、メンテナンスが必要です


デザインだけではなく日々の暮らしの使い勝手や掃除なども考えて建具を決めると良いと思います
我が家はほとんど開き扉で一部引き戸を採用しています
引き戸部分は上吊り(建具を天井から吊っている)仕様で床にレールが無い形をとっていて
掃除のしやすさを重視しました