Architecture-consultant

建築の相談何でも受け付けます。設計士として12年業務をしています。設計コンサルタントを始めました。

キッチンのレイアウト

今日はキッチンについてです。
 
キッチンのレイアウトはどのようにすればいいかはLDKを作る上で重要となります。
 
キッチン本体の形と、ダイニングとの関係性によって決まります。
 
最近は家族とのコミュニケーションを重視する人が多く、比較的オープンなレイアウトが人気です。
 
そこでまず、考えたいのはキッチンの形と、ダイニングとのつながりです。
 
 
 
一般的なキッチンの形について紹介したいと思います。
 
 
 
I型キッチン
 
シンクやコンロなどを一列に並べた最もオーソドックスなレイアウトです・
 
コンパクトなプランにも対応出来ます。
 
 
 
L型キッチン
 
効率の良いキッチン導線が計画しやすいレイアウトですが、コーナー部分がデットスペースになりがちです。
 
 
 
Ⅱ型キッチン
 
Ⅰ型レイアウトを二列に組んだレイアウトになります。シンクとコンロの位置をずらすと、より作業しやすくなります。
 
 
 
U型キッチン
 
広いスペースを必要としますが、作業空間全体に余裕が生まれ、収納量もたっぷりと確保出来ます。
 
 
 
基本形状はこの4つになると思います。
 
キッチン形状が決まりましたらそのキッチンをどのようにレイアウトしていくかになります。このレイアウトが空間を形成する上で重要となってきます。

壁・天井のコーディネート

本日は壁・天井クロスのコーディネートについてです


インテリアのベースになるクロスは、何より飽きのこないことが重要です。
ベースカラーにふさわしい落ち着いた色を選び、家具や小物が引き立つようにしたいです。
壁クロスと天井クロスは、別々に考えるのではなく、トータルにコーディネートします。
基本は壁と天井を同じ仕上げにします。
床の色を落ち着かせ、壁、天井の順に明るくしていくと安定感があり、天井が高く見える視覚効果が得られます。
逆に、天井に色をつけると落ち着いたムードのある空間に仕上がりますので、寝室や書斎スペースに適しています。


たとえば壁の一面だけを濃い色にしたり、海外のインテリアに見られるような柄物のクロスを部分使いして
みてはいかがでしょう。ワンランク上の、ハイセンスなインテリアに仕上がります。

もっとも普及しているのがクロスですが、これはコストパフォーマンスとお手入れの簡単さ、
種類の豊富さ、施工のしやすさなどによるものです。
その他の壁材は素材や種類によって価格差が出ますが、
一般的に塗り壁がクロスの次に安価で、木質パネル、タイル、石の順にコストが高くなっていきます。

壁や天井をアクセントでいろいろな素材を使ってみると部屋が一段と高級感が出ます。
特に建物の顔である玄関の一部に石貼を設けると良いと思います。
我が家も石貼りに間接照明を施し、高級感を演出しています。

塗り壁のメンテナンス

前回クロスのお手入れについて話しましたので
本日は塗り壁に適したお手入れ・メンテナンスです。

塗り壁は水で練り、コテという道具で塗って仕上げます。
つまり、表面の質感や模様があらかじめ決まっていないので、仕上げや表現はさまざま。
これが大きな特徴であり魅力です。
また、珪藻土には部屋の湿度を適度に調節する機能があり、カビやダニの発生を抑える効果があります。
さらに脱臭機能もあり、気になるニオイや、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する効果もあります。
ただ、ひび割れや汚れやすさといったデメリットもあります。

このような特徴のある塗り壁は、自然素材なので、手垢などの汚れがつきやすく、
色や光の当たり方によって汚れが目立つ場合もあります。
普段のお手入れは、ハタキや電気掃除機でホコリを払います。
水拭きはしないでください。部分的な汚れは、消しゴムで軽くこすったり、
乾いた布や固く絞った布でポンポンと軽く叩くようにして取り除くことができます。
ホコリや汚れは、長時間にわたって放置すると取れにくくなるので早めに対処してください。

また、落書きなどで汚れた場合は落書き部分をサンドペーパーなどで削り落としてください。
その上に新しい材料を塗ることになります。
珪藻土の種類によって、キレイに直るものと、難しいものがありますのでご注意ください。

珪藻土は自然素材になる分お手入れも難しくなりますので注意して使ってみてください。

 

クロスのメンテナンス

本日はクロスに適したお手入れ・メンテナンスについてです。

なかなか普段の生活でクロスの汚れはどのようにすれば良いかわからないと思います。
いろいろなケースによりお手入れ方法が違いますので参考になればと思います。


クロスの普段のお手入れはどのようにすればいいか?

普段は週1回のペースでホコリ払いをしましょう。
ハタキを空中で2、3回振って静電気を起こし、クロスをなでるように動かしてホコリを吸着させます。


クロスに調味料やジュースなどの汚れがついた時は?

固く絞ったスポンジや布で汚れを吸い取るように拭き取ってください。
防汚機能があるクロスは抗菌性のフィルムでラミネートされているので、
内部まで汚れが浸透しにくく拭き取りやすくなっています。
また、織物壁紙・和紙壁紙・自然素材壁紙の場合は水分は禁物ですのでご注意ください。


手あかによる黒ずみは?


スイッチまわりやコーナー部といった手の当たる部分が黒ずんできたら、消しゴムを試してみましょう。
きれいな消しゴムを使い、クロスが破れないように軽くこすります。
消しゴムでは取れない汚れや、クロスの凹凸に入り込んだ汚れの場合は歯ブラシでかき出します。
無理に取ろうとすると、表面が荒れて見苦しくなりますのでご注意ください。

このような感じで汚れによって対処法が若干違います。
ただ、どの場合も水には弱いので注意して下さい。

 

床暖房とカーペット

本日は床暖房やカーペットについてです

床暖房や電気カーペットなどの取り扱いについてお話したいと思います。

まず、一番多い質問が床暖房の上にラグを敷いてもいいかです。
結論から言うとやめた方が良いです。床暖房している床にラグを敷くと、
その部分だけ熱がこもって高温になります。
そして床材が割れたり、隙間が広がったりする可能性があるため、床暖房を使用する際はラグなど
を敷かないでください。また、せっかくの床暖房の良さも感じにくくなります。

では、逆にフローリングの上に電気カーペットを敷いてもいいかですが、
これは大丈夫です。ただ下が木なので、熱がこもると危険です。
電気カーペットを使用される場合は、温度を上げすぎないようにし、
時々カーペットの下の空気を入れ替えてください。
また必ず、断熱シートが付いたカーペットをご使用ください。


次は、カーペットのほこりについてです。アレルギー持ちでホコリが気になる方が多いと思います。
なんとなくほこりやダニが多くつくイメージがあり、不衛生な気がすると思います。
逆を言えばカーペットは、フローリングに比べてホコリやダニが舞い上がりません。
フローリングの場合、一度舞い上がったホコリはなかなか落ちてこず、空気中に浮遊することになります。
赤ちゃんのいるご家庭なら、赤ちゃんは内臓が未発達ですので、
そのホコリを吸い込むことでアレルギーを発症する恐れもあります。
なのでカーペットを敷いてしっかりと掃除をするのは実は一番効果的なアレルギー対策になります。


カーペットにジュースをこぼしてしまったら?
まず、乾いた布やティッシュで水分をできるだけ吸い取ってください。
次に、中性洗剤と水を含ませたティッシュか布で、汚れをたたくように拭き取ります。
その後、仕上げに水拭きをして自然に乾かしてください。

カーペットは不衛生な気がすると思いますが汚れやダニを閉じ込めてくれるので
カーペットを敷いておくと実は空気中のほこりは少なくなります。
まめに掃除が必要となりますが。。。。

 

床材メンテナンス

本日も床材についてです。皆さんが気になるメンテナンスについてです。
やはり床材で気になるのが汚れやほこりです。
汚れやほこりは色によって目立つ目立たないがあります。
濃い色はホコリが目立ちやすいですが、薄い色は汚れや髪の毛が目立ちます。
このようにどの床材の色を選んでも掃除やお手入れは必要となります。
また、裸足で生活されると、足の裏の皮脂汚れがフローリングに溜まって白っぽくムラになることもあります。
その場合は、ホームセンターなどで売っているフローリング専用の洗剤を使い、使用方法に従ってお手入れするとキレイになります。
後は傷です。
家具による傷が一番気になると思います。
椅子など頻繁に動かす家具の脚の裏側は、フェルトなどの緩衝材を貼るとキズや音の防止に役立ちます。
ゴム製の脚キャップやキャスターは、可塑剤の影響で付着してしまうことがあるので、時々移動させましょう。

綺麗な家を保つにはそれなりのメンテナンスが必要となりますので皆さん頑張りましょう。

フローリング

本日も床材についてです。最近のはやりについて紹介します。
最近は幅の広いフローリングが人気です。昔の家では部屋を小割りにすることが多かったのですが、
現在は16畳を超えるリビングも当たり前。
広い空間では幅の広いフローリングのほうが木目の美しさが引き立ちます。
ただ、無垢板は反りなどの問題があるので、幅広にすることがむずかしいのです。
挽板なら、狂いの少ない合板が下地材になっているので、流行りの幅広デザインの種類が豊富です。
我が家も幅広のフローリングを採用してます。
幅だけではなく堅さも重要となってきます。
木の種類は20万種以上あると言われています。
もちろん、その中には硬い(重い)木や、柔らかい(軽い)木があります。
一般的に、硬い木は触感が冷たく、柔らかい木はあたたかく感じる傾向にあります。
身近な樹種で言うと、メイプルは冷たく、杉はあたたかく感じます。
その一方で、柔らかい木はキズがつきやすい特性もあります。
特性を見極めて選んでください。