1級施工管理技士~躯体工事1~
本日から躯体工事を3回に分けてまとめてみます
すいませんが、仕上げ・施工管理・法規は割愛しますので
皆さんで進めて頂ければと思います。
標準貫入試験
長さ30㎝の円筒(サンプラ)を、高さ73cmから63.5kgのハンマを落下させ、30cmの深さまで貫入させ、そのときの打撃回数をN値とし、サンプラーから土試料を取出し、土を分類する
地盤の平板載荷試験
直径30cm、厚さ22mm以上の円盤を、油圧ジャッキで圧入して地盤に貫入させ、地盤係数、変形係数、地帯力を求める
載荷板直径の1.5~2.0倍程度の比較的浅い範囲の地盤である
ヒービング対策
鋼矢板の根入れを深くする
鋼矢板背面の土砂をすき取る
床付け地盤をセメント・石灰で安定処理する
ボイリング対策
ウェルポイントや深井戸工法で地下水位を低下させる
鋼矢板の根入れ深さを深くする
オールケーシング工法
スペーサを堅固に組み立てる
鋼管内面を平滑にしておく
杭頭処理
杭の仕上がり高さを確認し、精度良くはつり取る
杭のコンクリートが硬化する14日程度の後できるだけ早期にコンクリートブレーカ等で余盛部分をはつり取る
鉄骨のガス圧接継手
圧接箇所1つにつき鉄筋径dの1~1.5dの縮み代(セットアップ)を見込む。
圧接面はグラインダーをかけ平滑で酸化膜や錆がなく、軸線に直角な面とし、端部は面取りする
外観検査(全数):ふくらみの長さは鉄筋径dの1.1倍以上
圧接面のふくらみは、鉄筋径の1.4倍以上
軸心の食い違いは、細い鉄筋径dの1/5d以下
異形棒鋼の種類の確認方法
鉄筋の異形棒鋼の質量は鉄筋の公称径と鉄筋の密度から求める
鉄筋の標準長さは7.0m未満では0.5m、7.0m超は1mごとに区切られている
鉄筋組立の留意点
鉄筋のガス圧接・アーク溶接継手位置は相互に400mm以上ずらして配筋する
呼び径がD35以上の異形鉄筋は、原則として重ね継手としない
鉄筋のあきは、粗骨材の最大寸法の1.25倍以上、25mm以上かつ鉄筋直径の呼び名の数値の1.5倍以上とする
帯筋、あばら筋の4隅の交点は全数結束する
建入れ直しの方法
建入れ直しの前にスパン調整をする
ターンバックル付筋かいを有する構造物では、その筋かいで建入れ直しはしない
架構倒壊防止ワイヤーロープは、建入れ直しに使用してよい
仮ボルトの締め付け
仮ボルトは中ボルト等を用い、高力ボルト継手の1群の1/3程度かつ2本以上をバランス良く配置し締め付ける
溶接継ぎ手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、全数高力ボルトとし、全数締付け後に柱の溶接をする
トルシア形高力ボルトの締め付けの留意点
締め付けの確認は、ピンテールの破断の有無で行う
一群のボルトの締め付けは、中央部から周辺部に向かって行う
トルシア形高力ボルトの余長は、ナット面から突出した長さは、ねじ1山~6山の範囲を合格とする
鉄骨柱脚のアンカーボルト
アンカーボルトは2重ナットで締め付けを行い、ボルトの山は3山以上出るようする