Architecture-consultant

建築の相談何でも受け付けます。設計士として12年業務をしています。設計コンサルタントを始めました。

1級施工管理技士~躯体工事2~

本日も躯体工事です

 

 

建設機械:クレーンの選定

 

ラフテレーンクレーンは、自走式で、狭い場所に進入でき、作業性もよい
タワークレーンは、水平式より起伏式のほうが揚程が大きく大荷重に適する

 

土工事:根切りの床付け面仕上げ

 

根切りの床付け面は、基礎に直接的に接し、地震時の水平力を摩擦によって地盤に伝達するもので、過掘したり、掘削して乱してはならない
このため、通常、床付け面上約30~50cmは、手掘りとすることが原則である
 

掘削機械:アースドリル工法

 

アースドリル工法では、アースドリル機のケリーバー中心を抗心に正確に合わせ、機体を水平に据え付ける
アースドリル工法では、地盤表層部の孔壁保護は、ケーシングにより行う

 

鉄筋のガス圧接:圧接部のふくらみ

 

ガス圧接した鉄骨の膨らみの直径は、主筋等の径の1.4倍以上とする
圧接面のずれが主筋等の径の1/4を超えたり、鉄筋中心軸の偏心量が主筋等の径の1/5を超えたりしたときは、圧接部を切り取って再圧接しなければならない

 

型枠工事:型枠の側圧

 

コンクリート流動性が大きいほど、液圧が大きくなるので、側圧が大きくなる
コンクリートのスランプが大きいほど、流動性が大きくなるので、側圧が大きくなる

 

コンクリート工事:材料分離の防止

 

型枠の高さ(落差)が4.5m以上あるときは、原則として、たて形シュートまたは打込みようホースを用いなければならない
コンクリートの打込みにおいて、投入口と排出口との水平方向の距離は、垂直方向の高さの1/2以下(約1.5m以下)としなければならない

 

スタッド:曲げ検査

 

スタッド溶接部の15°打撃曲げ検査では、100本または主要部材1個(1台)に溶接した本数のうち、いずれか少ない方を1ロットとして、1ロットにつき1本を抜取検査する
曲げ角度を15°とした曲げ検査により、溶接部に割れ・欠陥などがないものは合格とする
 

トルシア形高力ボルト:締付け後の検査

 

すべてのボルトについてピンテールが破断していることを確認する
1次締付け後に付したマークのずれにより、ボルトの余長が1山~6山であることを、目視で確認する

 

アースドリル工法

 

掘削終了後に行う1次スライム処理では、スライムバケットなどを用いる
鉄筋篭挿入後に行う2次スライム処理では、エアリフトポンプなどを用いる
掘削した孔壁の崩壊を防止し、良質のコンクリートを施工できるよう、ベントナイト溶液の配合は、孔壁が安定する範囲内で、できるだけ低粘度・低比重とする

 

床型枠用鋼製デッキプレート

フラットデッキプレートは変形しやすいので揚重方法・敷設方法を工夫し、損傷を与えないようにする
フラットデッキプレートは、横浅木に釘で留め付ける

 

コンクリート調合上の留意事項

 

コンクリートのスランプは、ワーカビリティーが得られる範囲内で、できるだけ小さくして単位水量を減少させる
コンクリート高性能AE減水剤を混合して単位水量を減少させ、乾燥縮小を少なくする

 

頭付きスタッドをアークスタッド溶接する場合の留意事項

 

原則として、専用電源を用いた下向き溶接とする
デッキプレートを貫通すて溶接するときは、軸径16mm以上の頭付きスタッドを使用する

 

作業場の仮設通路

 

屋内の通路面から高さ1.8m以内の位置に、障害物を置いてはならない
機械間または機械と他設備との間に設ける通路の幅は、80cm以上としなければならない
足場板の勾配が15度を超えるときは、踏み桟などの滑り止めを設ける

 

コンクリートの荷卸しと養生

 

暑中コンクリート(日平均気温が25℃を超える時期に施工するコンクリート)の荷卸し温度は、35℃以下とする
暑中コンクリートを練り混ぜてから打込み終了までの時間は、90分以内とする

 

コンクリートポンプ車の留意事項

 

コンクリートポンプ1台の1日あたりの打込み量の上限は、250㎥を目安とする
コンクリートポンプの輸送管の大きさは、圧送距離・圧送高さなどにより決定される
輸送管の圧力損失は、管径が大きいほど小さくなる